先日Raspberry Pi 2を買いました。 試してみたかったArch Linuxをインストールしてみたのでその作業を記録しておきます。
Arch Linuxのインストール
Ubuntu15.04で、
Arch Linux ARMのページ
の通りに作業をおこなうと、なにも詰まらずにインストールができました。
ただしfdisk, mkfs
などはsudo
をつけて実行し、
bsdtar
コマンドは新たにaptでインストールして実行しました。
インストールが済んだら、RasPi2に挿してLANケーブルをつなぎ、 電源ケーブルをつなぎます。
sshでrootユーザーとして入ろうとしたのですが、 なぜが初期パスワードのはずの’root’を入力しても’Permission denied’でした。 そこでalarmユーザーではいりました。 このユーザーの初期パスワードは’alarm’です。
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こんな出力がでたので成功のようです。
初期セットアップ
更新
sudo
コマンドがなかったので、
$ su
でrootになり(このときは’root’がパスワードでした)、
とりあえず
$ pacman -Syu
しました。 けっこう時間がかかります。
なお、この前に/etc/pacman.d/mirrorlist
を編集して、
ミラーサーバーを近所の台湾あたりにしておくといいそうです。
参考:「Raspberry Pi に ArchARM をインストールする」 - Qiita
更新したら$ reboot
しておきます。
microSDカード
microSDカードの容量が2GBまでしか認識されないとどこかで聞いた気がしたのですが、
$ df -h
で確認すると、本来の16GB近くの値が表示されていたので、 気にしないことにしました。 RasPi1だけの問題だったのでしょうか。
パスワードの変更
root, alarmユーザーともに、$ passwd
でパスワードを変更しておきます。
時刻合わせ
$ timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
で、タイムゾーンを合わせます。 さらに
$ timedatectl set-ntp true
しておくと、時刻サーバーと同期がとれるようです。
IPアドレスの固定
しようとしましたが、うまく行きませんでした。
netctlをつかって設定したつもりでも、
設定したIPアドレスで接続できませんでした。
$ ifconfig
を見るとinetが設定したIPアドレスになっているかと思ったら
rebootするとまた変わっていたりしました。
このとき、設定したネットワークの$ netctl status
を見ると、
設定ファイルが読み込まれていないようでした。
また困ったら調べてみます。
ホストネームの設定
ここからは「Raspberry Pi: Arch Linux の初期設定(SSH 接続まで)」 - ochalogを参考にしました。
$ hostnamectl set-hostname raspi
これで/etc/hostname
にホストネームが書き込まれます。
sshでrootでのログインを禁止する
/etc/ssh/sshd_config
を開き、
PermitRootLogin no
と編集します。これでsshでrootでのログインを禁止できました。 (もともと何故かできなかったんですけどね。)
sudoのインストール
$ pacman -S sudo
でsudo
をインストールし、wheelグループが使えるように、
$ visudo
を実行して
%wheel ALL=(ALL) ALL
の部分のコメントアウトを解除しました。
ユーザーの追加
ユーザーを追加し、パスワードを設定して、さらにsudo
がつかえるように、
wheelグループに追加します。
$ useradd -m cyan
$ passwd cyan
$ gpasswd -a cyan wheel
これで初期セットアップが完了しました。 IPアドレスの固定はできていませんが、困ったらまた調べることにします。 ユーザーグループとかも何も知らないので、ぼちぼちArch LinuxのWikiを読んでみます。