先日Raspberry Pi 2を買いました。 試してみたかったArch Linuxをインストールしてみたのでその作業を記録しておきます。
Arch Linuxのインストール
Ubuntu15.04で、
Arch Linux ARMのページ
の通りに作業をおこなうと、なにも詰まらずにインストールができました。
ただしfdisk, mkfsなどはsudoをつけて実行し、
bsdtarコマンドは新たにaptでインストールして実行しました。
インストールが済んだら、RasPi2に挿してLANケーブルをつなぎ、 電源ケーブルをつなぎます。
sshでrootユーザーとして入ろうとしたのですが、 なぜが初期パスワードのはずの’root’を入力しても’Permission denied’でした。 そこでalarmユーザーではいりました。 このユーザーの初期パスワードは’alarm’です。
Welcome to Arch Linux ARM
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Last login: Wed Dec 9 12:54:36 2015 from 192.168.0.4こんな出力がでたので成功のようです。
初期セットアップ
更新
sudoコマンドがなかったので、
$ suでrootになり(このときは’root’がパスワードでした)、
とりあえず
$ pacman -Syuしました。 けっこう時間がかかります。
なお、この前に/etc/pacman.d/mirrorlistを編集して、
ミラーサーバーを近所の台湾あたりにしておくといいそうです。
参考:「Raspberry Pi に ArchARM をインストールする」 - Qiita
更新したら$ rebootしておきます。
microSDカード
microSDカードの容量が2GBまでしか認識されないとどこかで聞いた気がしたのですが、
$ df -hで確認すると、本来の16GB近くの値が表示されていたので、 気にしないことにしました。 RasPi1だけの問題だったのでしょうか。
パスワードの変更
root, alarmユーザーともに、$ passwdでパスワードを変更しておきます。
時刻合わせ
$ timedatectl set-timezone Asia/Tokyoで、タイムゾーンを合わせます。 さらに
$ timedatectl set-ntp trueしておくと、時刻サーバーと同期がとれるようです。
IPアドレスの固定
しようとしましたが、うまく行きませんでした。
netctlをつかって設定したつもりでも、
設定したIPアドレスで接続できませんでした。
$ ifconfigを見るとinetが設定したIPアドレスになっているかと思ったら
rebootするとまた変わっていたりしました。
このとき、設定したネットワークの$ netctl statusを見ると、
設定ファイルが読み込まれていないようでした。
また困ったら調べてみます。
ホストネームの設定
ここからは「Raspberry Pi: Arch Linux の初期設定(SSH 接続まで)」 - ochalogを参考にしました。
$ hostnamectl set-hostname raspiこれで/etc/hostnameにホストネームが書き込まれます。
sshでrootでのログインを禁止する
/etc/ssh/sshd_configを開き、
PermitRootLogin noと編集します。これでsshでrootでのログインを禁止できました。 (もともと何故かできなかったんですけどね。)
sudoのインストール
$ pacman -S sudoでsudoをインストールし、wheelグループが使えるように、
$ visudoを実行して
%wheel ALL=(ALL) ALLの部分のコメントアウトを解除しました。
ユーザーの追加
ユーザーを追加し、パスワードを設定して、さらにsudoがつかえるように、
wheelグループに追加します。
$ useradd -m cyan
$ passwd cyan
$ gpasswd -a cyan wheelこれで初期セットアップが完了しました。 IPアドレスの固定はできていませんが、困ったらまた調べることにします。 ユーザーグループとかも何も知らないので、ぼちぼちArch LinuxのWikiを読んでみます。