NetBSDの初期設定

NetBSDの初期設定についてメモしておきます。 NetBSDインストール後の環境設定 - furandon_pigさんのQiita記事を参考にしています。

基本的にrootで作業します。

環境

  • DELL Latitude E6540
    • Intel Core i7-4610M (Haswell)
    • BIOS (Legacy boot)
  • NetBSD 7.1

コンソール上でCaps LockをCtrlにする

以下を実行すると、コンソール上でCaps LockがCtrlとしてふるまいます。

/sbin/wsconsctl -w map+='keysym Caps_Lock = Control_R' > /dev/null

起動時にこれを自動で設定するために、/etc/rc.local にこの行を追記します。

DHCP環境下での有線LAN設定

ホスト名の設定

/etc/myname に好きなホスト名を書き込みます。

DHCPクライアントの自動起動

/etc/rc.conf に、以下の行を追記します。

dhcpcd=yes

dhcpcdというのがDHCPクライアントのようです。 DHCPサーバーのdhcpdではありません。

NetBSDの再起動後、ifconfigでIPアドレスが振られていることが確認できます。

パッケージマネージャの設定

NetBSDのパッケージマネージャは、PKG_PATH環境変数に格納されているURLからパッケージをダウンロードします。 この環境変数は~/.profileにかかれているのですが、コメントアウトされているので修正します。

まず、~/.profileの書き込み権限を追加します。

# chmod +w ~/.profile

次に、~/.profileを編集します。

#export PKG_PATH=ftp://ftp.NetBSD.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/$(uname -m)/7.0/All

のような行があるので、このコメントアウトを外します。

動作確認

その後、ログアウトして再ログインすれば、~/.profileが読み込まれます。 echo $PKG_PATHで環境変数が設定されていることを確認しておきます。

パッケージのインストールは、

# pkg_add sudo

のようにすればOKです。

sudoの設定

上でインストールしたsudoを、wheelグループに属するユーザーが使えるようにします。

Linuxの/etc/sudoersに相当するファイルが、NetBSDでは/usr/pkg/etc/sudoersとして存在します。 そこでこのファイルを開き、

# %wheel ALL=(ALL) ALL

のコメントを外します。

pkginの導入

上で使っているpkg_addなど、NetBSD標準のパッケージマネージャは正直使いづらいです。 そこでpkginを導入します。

# pkg_add -v pkgin
# pkgin update

Debian系でのaptと同じ感覚で使えます。 たとえば、

  • リポジトリの更新 pkgin update (省略形 pkgin up
  • インストール済みパッケージの更新 pkgin upgrade (省略形 pkgin ug
  • パッケージのインストール pkgin install package (省略形 pkgin in
  • パッケージの削除 pkgin remove package (省略形 pkgin rm
  • パッケージの検索 pkgin search keywords (省略形 pkgin se

などが使えます。