MardownをPDFに変換する

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HackMD というサービスをよく使っています。 これで書いたものをPDF化したくなったことがあったので、その方法について調べたことをメモしておきます。

もともとHackMDにはPDFでエクスポートする機能があったのですが、 サーバー負荷が重かったらしく、現在は削除されています。 PDF化機能を追加するというissueは存在していて、 開発は続けていらっしゃるようです。

HackMDにかぎらずMarkdownをPDF化する方法には、少なくとも以下のものがあります。 このようなサービスやMarkdownエディタは数え切れないほどあり（逆に言うと決定的なのがないのですが）、 方法は他にもたくさんあると思います。

Markdown -> HTML

  • Atomで開いてHTMLで保存
    • MathJaxが使る
    • リアルタイムプレビュー
    • ほかのMarkdownエディタも同じようなもの？
  • Gist
    • 数式が使えない
  • grip
    • GitHubのAPIに投げてレンダリングするので、結果はおよそGistと同じ
    • だが、gripはソースをいじったりAPIを使ったりすることで自分でカスタマイズでき、例えばMathJaxを使ったりもできる
  • pandoc
    • CSSで見た目をカスタマイズできる
    • デフォルトだとあまり見栄えしない
    • HackMDの拡張Markdow記法（の多く）が扱える

HTML -> PDF

  • ブラウザの印刷機能
    • 見た目が変わることがある
  • wkhtmltopdf
    • 見た目が変わることがある
    • 動作が遅い

Markdown -> PDF

  • pandoc + LaTeX
  • pandoc + wkhtmltopdf
  • markdown-pdf
    • 見た目の調整が面倒

いろいろ試したところでは、

  • CSSで見た目を調節しながら、pandocでHTMLを出力し、
  • ブラウザの印刷機能でPDFに変換する

のがベストかなと思いました。 この方法ならHackMDの拡張記法も扱えるようです。

CSSはよくわからないので、github.css をそのまま使わせてもらいました。

Pandocは次のように使います。

$ pandoc -s --mathjax -c github.css

追加で、--indented-code-classes でコードハイライトを有効にしたり、-H, -B, -A でヘッダ・フッタを指定すると満足度の高いPDFが得られます。